お地蔵さん | 母と野獣

お地蔵さん

今日は学校の参観日と懇談会

 

懇談会が終わって長男甚六と二人で歩いてかえる。

 

雨上がりのすっきりした空気が気持ちいい。

 

やんちゃ盛りなので、水溜りを見つけては

傘を突っ込み、しぶきを飛ばすので、

水溜りが近くなると私はすーーっと離れる。

 

帰りながら、雨上がりの比叡山から沢山のもやが立ち上がって

いるのを見て

 

「お母さん!山から煙でてんで!」

 

「噴火するんちゃう??」

残念!噴火しませんからーー!

 

 

また、歩いていくと、お地蔵さんがある。

 

こともあろうか、お地蔵さんに傘で水しぶきをおみまい

 

「っこっっっぅうら!!!」

 

 

「なあなあ、なんでお地蔵さんは前掛けしたはんの?

赤ちゃんなん?それとも、おしゃれしたはんの?」

 

 

「う。。。。」

 

「うーーーん。うーーーーん。うーーーん。」

 

答えでない。。。

 

帰って調べてみたら、

こんな答えがあった

 

☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆

 

殆どのお地蔵さんがよだれかけを掛けているのは 

幼子を亡くした親が 地蔵菩薩にその子を守って貰うためです 

「この匂いが我が子です」と亡き子が使っていたよだれかけを

地蔵の首に掛けて祈れば 地蔵菩薩はその子を見つけ

極楽浄土へ導いてくれると信じられた事からのようです

 

☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆

 

そういう始まりだったとは。悲しいかな。 

今では、子供の無病息災を祈る意味でも使うそうです。

 

昔はよく子供が亡くなっていたものね。

 

父方の祖母も、仕事できていた京都で結婚し

5人子供を産んで、そのうち5歳までに3人の子供を

西陣で亡くしている。

その後、夫も病死し、跡継ぎの弟も硫黄島で戦死したため

山陰の実家に帰ったそうだ。

 

私がはるばる想定外だった京都に嫁に来ちゃったのは

おばあちゃんの亡き子供への強い思いがあったのかもしれない。

子供の魂が寂しがらないように、私は京都に送り込まれたのかな?

 

そんな不思議な因縁